丸1日、本気で考えるためのまとまった時間を作れませんか? 災害を止めることはできません。防災は、災害が起きる前の準備です。起きたとき、被害を可能な限り抑えるための事前準備です。あの時やっておけばよかった、と思いながら絶望しても後悔しても取り戻せない大切なものを、そもそも失わずに済むように、真剣に考えて準備をする。そのためにたった1日、真剣に考える時間を確保することができない、なんてことは、ないと思うのです。いかがでしょうか。私たちが防災のご相談を受けるなかで、よく話題になるのが「企業の備蓄品」です。(取り扱っている商品が非常用トイレなので当然といえば当然なのですが)とはいえ、「企業の防災備蓄」と一口に言っても、本社など拠点となる事業所の立地条件常駐している人数や勤務形態業種や事業内容など、様々な条件によって、考えるべき「前提」や「根拠」は全く異なります。東京都では「一斉帰宅抑制推進企業認定制度」が実施されています。冒頭でご紹介した資料は、その取り組みを実践している企業の実際の取り組み内容を掲載したものです。つまり、学校や職場など、安全が確保できる