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防災用品は普段から使うことが大事

更新日:2023年2月8日

万が一の時のため…!

と、新品のまましまい込んでいませんか?


『万が一の時』というのは、つまり非常時です。

その時何が起きているかは分かりません。


電気が消えて懐中電灯やランタンのささやかな明かりが頼りかもしれませんし、停電であればテレビも見られず情報が得られないかもしれません。

家具が倒れたり、携帯電話が繋がらなかったり、お子様がパニックになていたり、ご家族の安否が確認できない状況かもしれません。

  • 電気、ガスが使えない → 照明、家電はもちろん、携帯電話が充電できない

  • 情報が届かない → テレビやラジオが使えない、ネットができない

  • 食料品や飲料水が足りない

そんな中で、備蓄していた水や食料を出して、ラジオで状況を確認しながらご自宅の安全とご家族の無事を確認しなくてはなりません。

地震大国日本 巨大地震が30年以内に起きると言われています。首都直下地震、南海トラフ巨大地震、千島海溝・日本海溝地震(北海道東部地震)防災対策はできていますか?

カセットコンロや蓄電器の使い方はすぐに分かりますか?

カセットコンロは、1本でどれくらい火が使えるのか。

蓄電器はどれくらい充電量があり、何にどれだけ電機が使えるのか。

備蓄食料の調理に、火や水はどれくらい必要か。

お湯を沸かす必要があるなら、何を使って沸かすのか。

冷房、暖房も使えないかもしれません。

冬場なら、体を温める手段はありますか?

夏場なら、風通しを確保したり水分不足に注意するほか、汗をかいたときのタオルや着替えも必要です。


ご近所に被害があれば手助けが必要かもしれません。

避難が必要となった時の持ち出し品の準備も考えなくてはいけません。

貴重品、数日分の避難生活用品、常備薬、それを入れるリュックやバッグはすぐに取り出せるでしょうか。

ペットがいる場合はさらに、連れていくのか、置いていくのか。

いずれにしてもエサやトイレ、水の準備が必要となります。


そんな状況でも、トイレに行きたくなるのが人間です。


災害対策・防災グッズに簡易トイレ

1回や2回なら、ちょっとした容器や袋に…ということもやむを得ないかもしれませんが、

そのまま数日過ごすとしたらどうでしょうか?

ご家族分も、となると、液体のままの排泄物をため続けるのは現実的ではありません。

避難生活における悪臭や衛生環境の心配はもちろんのことですが、溜まった排泄物をどう処理するかも考えておかなければいけません。


一人暮らしだからお風呂をトイレ代わりにする?

尿の代表的な悪臭の原因であるアンモニアは、揮発しやすく、目に染みるような刺激臭があります。

お風呂場にツンとしたおしっこのニオイが充満して、汲み取り式トイレよりもひどい状況になるかもしれません。

大便もそこに溜めていくとすると、インフラが復活した時、その排泄物は下水にそのまま流しますか?

もし詰まった場合、せっかく水が使えるのにお風呂に入れなくなってしまうことも考えられます。

シャワーだけなら…とはいえ、溜まった排泄物の横でシャワーを浴びることになります。


庭に穴を掘って埋める?

土は排泄物を分解してくれるので、排泄物を土とよく混ぜて数日置くことで分解されてニオイはなくなるかもしれません。

ですが、それは数回分の排泄の場合です。

同じところで何度も排泄していれば、土壌の分解スピードが追い付かず、臭いが消えなくなっていきますし、埋めると言っても。

1人1日1か所の穴を掘って数日間過ごせるほどの土のお庭があれば良いですが、お子様が遊んだり、ワンちゃんが走り回るご自宅のお庭にあちこちに穴を掘って排泄するのも、決して気持ちよいことではありません。

せめてアウトドア用の屋外用トイレをご用意いただいた方が良いと思います。


ペット用のトイレシーツや猫砂を使う?

臭いだけならペットシーツは有効な場合があります。

ですが、人間とペットでは、尿量が大きく異なります。

猫砂は水分を吸って固まるものもありますが、猫のおしっこは1回に10~多くても50mlほど、人間は350ml~多ければ1ℓほどの場合もあります。

一度でも試していただけば分かりますが、人間の尿を吸収しきれるほどの猫砂を使用した場合、ゴミの量も相当な量になります。

ちょっとした生ごみの処理などならまだしも、災害時に猫砂を人間がトイレ代わりに使うのは現実的ではないと思います。


ゴミ袋と新聞紙!?

ゴミ袋に新聞紙や段ボールを入れて処理する方法は、本当にトイレ用品がない場合の方法としてよく紹介されます。

非常用簡易トイレなどの用品が本当に足りず、最終的な方法としては知っておきたい知恵ですが、ニオイ、菌の問題は解決できません。

水を吸った新聞紙や段ボールのごみ量も馬鹿にできませんし、新聞紙や段ボールだって非常時には他にも防寒や間仕切り、緩衝材、ティッシュの代わりなどの利用用途があります。



1度でも『いざという時はこうしよう』という想像をしたことがあるなら、 トイレの備えの必要性には気付いているはずです。


せっかくですから、もう一歩踏み込んで、非常用のトイレ用品の用意をお考えいただきたいです。


たった一箱の簡易トイレセットさえあれば、上記の方法を選ぶよりはるかに楽に、安心してトイレができます。

非常時で不便なことはたくさんありますし、簡易トイレも決して万能ではなく水洗トイレにはかないませんが、それでも【水が使えない時のトイレ専用】に考えられた商品です。


ポイレは、災害時のトイレの問題を数々踏まえ、絶対に欠かすことのできない、悪臭問題と感染症の拡大の抑制にポイントを絞って開発した凝固剤をセットしています。


簡単な手順で、自宅のトイレが使えなくてもすぐに排泄ができること。


避難時は、とにかくポイレ1箱とトイレットペーパーを1個、持っていく!


非常事態で気持ちが焦る状況の中、他にもたくさん考えなくてはならないことがたくさんあるからこそ、

トイレの備えはとことんシンプルに、コンパクトに。


年齢を問わず使えるように、深く考えなくても迷わず使えるように考えて作った非常用トイレセットです。


懐中電灯の明かりの中でも、使うものは袋と凝固剤だけ。


ご自宅のトイレは白っぽい色の便器が多いと思います。

薄暗い中でもしっかりかぶせられるよう、排便袋は黒色、便器にかぶせやすい特注サイズで作っています。


できるだけ素早く固まり、袋を閉じてからも除菌抗菌・消臭効果がしっかり作用する凝固剤は、簡易トイレのために開発しました。


たった一箱でも手元にあれば、新聞紙や猫砂より絶対に役に立ちます!


どうかトイレの備えを甘く見ず、まずは1箱、簡易トイレをご自宅に備えてください。

可能であれば日常の中で1度使用してみて、「こんな感じか~」と実感していただけたら嬉しいです。


固まり具合やスピード、ゴミの量などをイメージできるだけでも、確実に1つ、非常時の混乱を減らすことができます。


できる限りの想像をし、非常時の過ごし方をイメージしておくことこそが、最も重要な防災です。


周りの大切な人を守ることができるよう、落ち着いて物事を考え、正しい判断ができる準備を

何も起きていない日常の中でこそ考えてみてください。


防災用品は普段から使ってみることがとても大切です。

使い慣れた…とまではいかなくても、説明を読まなくてもなんとなく使えて、注意点が分かっているだけで、万が一の事態が訪れた時、大きな差になります。


トイレの備えは重要です。


簡易トイレは決して快適ではありませんが、ちょっと気が向いた時やお子様との実験でも構いませんので、ぜひ日常の中で使ってみてください。

手袋が必要かもしれませんし、トイレットペーパーの使い方や処理にはコツが必要だと気づくかもしれません。

他にもあったほうが良いもの、追加したい防災グッズなど、使ってみたからこそ気付くことがきっとあります。


ポイレの販売店『ゆきだるまる』では、最低限の備えを確かな品質でご提供することをテーマとしております。

あれもこれも、と雪だるま式に欲しいものが増えてしまいがちな防災グッズですが、

だからこそポイレは「本当に絶対に必要なものだけ」をセットしています。


ご家庭によっても、家族構成によっても、気になることや欲しいグッズは異なります。


使ってみて気付いたことを、大切にしていただきたいと思います。

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