【ポイレの防臭袋】本当に臭わないのか！？
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- 1 日前
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非常用トイレの大便のニオイ対策を考えて
【 ポイレの防臭袋 】をAmazonにて新発売いたしました。
2025年11月後半より販売を開始し、早速ご購入いただいたお客様からレビューもお寄せいただいております。
誠にありがとうございます！
新商品発売直後のレビューは、私たちにとっても非常に気になるものです。
もちろん、思いつきで販売しているわけではなく、
さまざまな検討を重ねたうえで商品化していますが、
実際にお客様に使っていただき、率直なご意見をいただくことで、
想定どおりの点も、想定外の点も含めて多くの学びがあります。
まずは【ポイレの防臭袋】のご紹介
＜ 簡易トイレ用・携帯トイレ用の防臭袋 ＞ として、特に重視したポイントは以下の4点です。
長期間、ニオイ漏れを防げること
かさばらないこと
1回ずつ、確実に閉じられること
中身が確認できること
非常時に使う「簡易トイレ・携帯トイレ用の防臭袋」として、実はこの袋の選定には何年もかけてきました。
■ 携帯トイレに本当に必要なことは何か
携帯トイレに必要な要素は、何よりもまず「用が足せること」です。
とにかく、出せなければ意味がありません。
臭いの問題が気になり始めるのは、実際に一度でも携帯トイレを使ったことがある方ではないでしょうか。
■ 大便の臭いは、本当に深刻です
正直に言います。
大便の臭いは、想像以上にキツいです。
アウトドアや登山などで携帯トイレを使ったことがある方には、頷いてもらえるのではないかと思います。
（この点をご理解くださっている方は、ご自身が経験者か、もしくは経験者から「ヤバさ」を聞いたことがある方ではないでしょうか？）
凝固剤の消臭効果により、排泄物の悪臭は確実に軽減されます。
おしっこの臭いであれば、凝固剤だけでもある程度対応できます。
しかし、大便の臭いは別問題です。
凝固剤だけで無臭にできるほど、単純なものではありません。
■ 本気で「ニオイ」を考えた人に向けて
災害時には、数週間〜数か月単位でゴミ処理が滞る可能性があります。
市販の防臭加工袋でも、数日程度であれば問題ありませんが、
数週間経過すると、防臭効果が弱まるケースも確認してきました。
日常用途であれば十分な性能でも、
災害用品として考えると「数週間は臭いを抑えられること」が求められます。
一方で、「所詮はトイレゴミを捨てるための袋」です。
価格が高くなりすぎてしまっては、現実的ではありません。
■ 「1回ずつ閉じる」ことと「中身が見える」ことの重要性
簡易トイレセットの中には、数回分をまとめて入れる大きな防臭袋を採用しているものもあります。
しかし、防臭袋は「しっかり閉じてこそ意味がある」ものです。
緩く結んだ袋からは臭いが漏れますし、一度開ければ、当然臭いは放出されます。
さらに、排泄物はほとんどが水分です。
数回分をまとめると、重量も相当なものになります。
処分時に小分けにするにしても、中身を確認するにしても、
袋を開けてしまっては防臭袋の意味がありません。
だからこそ、
1回ずつ確実に結ぶこと
開けなくても中身が分かること
この2点が非常に重要だと考えました。
これは、実際に経験された方なら、きっと分かっていただけると思います。
大便の臭いを、なめてはいけません。
本当に、家じゅうが包まれます。
■ ゴミ処分時の「見えないリスク」も考える
防臭袋は臭いを封じる反面、
中身が分からない袋では、危険物が混入していても気付けません。
ゴミ処理の際の確認作業、
開封時に排便袋が破れるリスクなど、
「捨てる段階」で起こり得る危険も考慮する必要があります。
ゴミは「捨てて終わり」ではありません。
【 再検証を行ったこと 】
防臭袋の発売後、いくつか気になるご感想をいただきました。
※以下は、トイレに関する内容を含みます。実際に試した結果を、率直に記載します。
■「臭いが漏れている」という声について → 再検証しました
これは商品の根幹に関わる部分です。
発売前にも徹底的に確認してきましたが、改めて実験を行いました。
実験内容
本物の排泄物を入れた排便袋を、防臭袋に収納
狭いトイレ内で4週間放置
何度も行ってきた実験で芸がないのですが……
検査結果を提示することももちろんではありますが、
せっかくこういうブログですので、人間の感覚で、素直な感想をご報告したほうが
実感が感じられるかと思います。
改めて、実際の商品と同じ袋で再検証しました。
結果
1回分のみの検証ですが、
袋をしっかり閉じていれば、ほとんど臭いは感じませんでした。
ただし、袋に傷や破れがあれば臭いは漏れます。
万が一、臭いが気になる場合は、二重使用をおすすめします。
また、袋は伸縮性がありません。
入れすぎると結びにくくなりますので、
袋容量の半分程度を目安にしてください。
使用者レポート（詳細）
（※内容は整理し、原文の情報は保持しています）
大人1回分の大便
トイレットペーパー多め
凝固剤1包使用
大便のみ（尿なし）
一畳ほどの狭い個室トイレ（水洗の便器１つ）
換気扇OFF
芳香剤等なし
＜ 1週間後 ＞
強い臭いは感じない
同居家族は気付かず
＜ 2週間後 ＞
トイレ内の臭いは感じない
袋に鼻を近づけると、内容物があることは分かる
興味本位で結び目を緩めると強烈な臭い！
＜ 4週間後 ＞
存在を忘れていた
来客も気付かず
鼻を近づけると、うっすら臭いは感じる
完全な無臭ではありませんが、生活空間に影響するレベルではありませんでした。
■ 伸びない・結びにくい点について
本製品は、伸縮性のない素材です。
素材の特性上、柔軟性や伸縮性はありません…。
イメージとしては「ものすごく薄いペットボトル」のような感触です。
柔らかい素材も検討しましたが、
価格
長期間の防臭性能
この両立がなかなか叶いませんでした。
そもそも私たちは、
「迷うより、今すぐ備えてほしい」
という考えを大切にしています。
防臭袋は用を足すにあたって「必須」ではない。
防臭袋は、排泄するための必須アイテムではありません。
あったほうが良いとは思っていますが、何よりもまず優先すべきはトイレそのものです。
防臭袋の性能で悩んで立ち止まるくらいなら、
100円ショップの携帯トイレを複数用意したほうが、災害への備えとしては有効です。
＞＞ 防臭袋を比較してくださる方へ
「ポイレの防臭袋」は確かな防臭性能に自信を持って販売していますが、
（丸投げしているようで恐縮なのですが）最終的に選ぶのはお客様です。
おそらく、防臭袋の性能や使い心地を比較検討される方は、
一定の備えをされていて、使った後の非常用トイレのニオイ問題に
すでに気付いていらっしゃる方だと思います。
日常生活の中で、防災に関してニオイの問題にまで配慮が及ぶということは
ご自身の使用環境に合わせて製品を選ぶポイントが
ある程度 絞れているのではないかと思うのです。
「携帯トイレ」も「防臭袋」も、そう明記して売られているからには
全く使い物にならないモノはないはずです。
各社、自社の製品には自信を持って販売しています。
ご自身の信じられる製品を納得して選択することが、まだ起きていない非常時の備えにおいては
最大の安心につながるかと存じます。
ですから、
伸びないし、１回分のサイズでも良いから、とにかくニオイを防ぎたい！
と思われたら、当社の防臭袋を選択肢に加えてもらえたら嬉しいです。
最後に
災害用品は、試さずに仕舞われることが多い中、
実際に使用し、レビューを寄せてくださったことに心から感謝しています。
比較できる今のうちに、
ご自身に合った製品が見つかりますように。
そして何より――
まずは「トイレの備え」を優先してください。
出せてこその、ニオイの悩みです。
